葬儀の計画が決まったら葬儀社に事前相談を依頼します。目的は葬儀費用を明らかにすることと、もしもの時には電話一本で計画通りに進めるためです。
2の巻 葬儀費用を調べる
全国平均は118.5万円
鎌倉新書の全国調査によりますと2024年の葬儀費用の平均は118.5万でした(お寺様のお布施は含まない)。2013年の調査では202.9万円でしたのでかなり費用は抑えられる様になったことがわかります。
葬儀費用の内訳は6つ
葬儀費用は以下6点から構成されています。
1~6にはそれぞれグレードがありどの商品を選ぶかによって総額は変動します。また参列者の人数によっても総額は変動しますので、事前相談を利用して実際にカタログを見ながらお決め頂くのがよろしいでしょう。
例えば、料理の数は各ご家庭によっても様々ですし、グレードが異なれば料金もまた変動します。より正確な費用を把握するためにはスタッフと一緒にカタログを見ながらお決め頂くのが理想です。それでは各項目ごとに詳しく解説を行いたいと思います。
①プラン
どの葬儀社にもプランがあり、その中には祭壇や棺、遺影写真等の商品が含まれております。一般的には斎場に祭壇を飾りその左右に生花(供花)をお飾りします。ひと昔前は白木の祭壇を使用しておりましたが、ここ数年弊社では9割のお客様が花祭壇を希望されております。故人様に合うお花でお見送りしてあげて下さい。
一般葬の祭壇
家族葬の祭壇
②料理(通夜振舞い・精進落し=お斎)
ご葬儀の料理は大きく分けて2つ、通夜振舞いと精進落とし(お斎)があります。通夜振舞いでは、お通夜に参列された方へ感謝の意味を込めお食事を振舞います。精進落としは告別式の日に、故人様との最後の食事会として懐石料理を召し上がります。どちらも食べ供養として故人様を偲ぶ伝統的な作法なのです。
③返礼品(香典返し)
返礼品とは、お香典を頂いた方へお返しする品物です。返礼品には昔ながらの和風と洋風があります。お渡しする方々に合わせて自由にお選び頂けます。弊社近隣エリアですとお香典相場の3割~5割程度の品物でお返しするのがマナーとなっております。
④生花(供花)
生花とは祭壇の横にたむけるお花のことです。一般的には喪主さまは2つ。お子様やお孫様、ご親戚様が中心に出されます。またご友人や職場の方などの御縁がある方が出される場合もございます。
⑤火葬料等
火葬料等は主に、火葬場使用料・骨壺代・式場使用料・休憩室利用料・霊安室使用料などがあげられます。お住いの地域によって金額が変わりますので、御見積時に確認いただけます。
⑥宗教者
葬儀当日にお勤めを頂いく宗教者様へお渡しする御礼です。御布施・御車代・御膳料・祭祀料・玉串料などがあります。
難しかったと思いますがなんとなくイメージはつかめたかと思います。金額を正確に知りたいという方は事前相談をご利用ください。