いざという時に残された家族が困らない様に生前に準備すべきことがあります。
なかなか家族で話題にすることができないことですが、少しづつ、ゆっくりでかまいません。また計画通りにキレイにやらなくても大丈夫です。将来の不安を”すこし解消”するためにやってみましょう。
なにも考えずにその日をむかえるのはおすすめできません。お葬式は大切な方を亡くし、気持ちが乱れている中で日付に追われながら慌てて準備を進めます。ゆっくりと落ち着いて送り出してあげるためには、むずかしい話題ではありますが事前にご家族さまと話し合いをされるのがいいでしょう。
実はお子様からは切り出しづらい話題です。あなたが将来のことを考えて息子さんや娘さんに相談にのってほしいと切り出してあげるのがいいでしょう。自分が亡くなったら、こういうお葬式にして欲しい。お寺様との付き合い方やお墓(寺院、霊園)の管理の方法。不動産(自宅やマンション、アパート、駐車場、工場)の相続や売却。遺品整理のルール。だいたいでも構わないと思います。大きな方向性だけでも示してあげることが大切です。
今回はどういうお葬式にするかに焦点をあてて解説をしていきたいと思います。
まずは「あなたの思いを整理する」ことから始まります。おだやかな気持ちで落ち着いて葬儀を行いたい場合は家族葬や一日葬。とにかく経済的負担を掛けたくないのであれば火葬だけのシンプルな葬儀を。また生前お世話になった方々にしっかりと御礼をしたい場合は一般葬を。家族葬をベースにご友人をお招きしてもいいでしょう。ご家族に「こういうお葬式がしたいんだよ」とイメージを共有しておく事が大切です。
最近では家族葬が主流ですが、あとで逝去の知らせを受けた方が自宅に訪問されて大変な思いをされた方もいらっしゃいます。お通夜だけでも町会さんを呼んでおけばよかった。。ということでした。普段からお子様と一緒に生活をしていないと交友関係がわからないのも事実です。費用面でも参列者が増えてもお香典を頂くわけですから葬儀費用の持ち出しは軽減されます。家族葬=安くできる。は間違っているのです。気持ち的に余裕がある今こそ、葬儀の後も負担がないか?等の視点を取り入れてもいいと思います。言い換えれば最後の親心からもしれません。
葬儀場は予想される参列人数によって決めていきます。人数に見合わない葬儀場をレンタルしますと余計なお金が掛かったり、参列される方にご不便をお掛けする場合がありますので人数を予想することが大切です。
来るとしたら、、、
だいたいの参列人数がわかれば、どの葬儀場が自分たちのお葬式にふさわしいのか決めることができます。皆様ではなかなか難しいと思われますので地元の葬儀屋さんに聞いてみるのがおすすめです。どの葬儀社も相談は無料ですので肩の力を抜いて聞いてみましょう。どの葬儀社に決めるかは皆様の自由なのです。
事前に決めておけば、落ち着いて行動ができます。逝去の際、病院や施設、最近では自宅でお看取りをされる方がいます。事前に希望する安置先をご家族に伝えておくことがいいでしょう。